平成14年5月〜6月にかけて連載していました「紙風船」を、 青儀さまが中国語に翻訳してくださいました!! なんだかもう、自分の書いたものじゃないようで、感激ですー!! 青儀さまは台湾にお住まいの方で、日本語その他の語学にとても堪能な方です。 (余談ながら「むかしばなし・おまけ」にもゲスト出演していただいたことが・・・^^;) 中国語版「紙風船」をアップしてくださっている青儀さまのサイトトップはこちらです。 「紙風船」はこちらからご覧になれます。 わたしは中国語ぜんぜんわからないのですが、漢字を共有している言葉同士、日本語とよく似ているところもあって、文字を眺めているだけでも楽しめるところがたくさんありました。 そして、中国語というのは、漢字という「文字」をほんとに『極めて』きた言葉だなぁと感動した部分もありました。 たとえばですね、「紙風船」冒頭の ぱん。
ぱあぁん。 打ち上げたなら。 の、「ぱん。ぱあぁん。」の部分を中国語で表現されたところなど、ぜひご覧になっていただきたいのですが、 「兵」によく似た漢字がふたつ使われていますよね? ひとつめの文字は「ピン」、ふたつめの文字は「パン」という音なのだそうですが、 音だけではなく、漢字の形に注目していただけますか?? 「丘」の下の点の向きが、一つめは「/」、ふたつめは「\」。 まさに、ひとつめの漢字が紙風船をぽおんと上空に投げ上げた感じ、 ふたつめはゆるやかに手の中に落ちてくる感じがしませんか???? 漢字の国で育まれた文字の奥深さを感じました。 そして、そういう言葉を選んで翻訳してくださった青儀さまのセンスに、 あらためて尊敬と感謝の気持ちで一杯になりました。 あれだけの長い文章を、しかも、そこここにこのような配慮をちりばめて翻訳・・・・ どれだけの労力が費やされたことでしょう・・・・ ・・・ほんとうに、なんとお礼を申し上げてよいのか・・・ 青儀さま、どうもありがとうございました!!
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