<其の三> 貌をなみくもいに陰るつきならね
夕顔白くおくたまのよる 【読み】 かおをなみ くもいにかげる つきならね ゆうがおしろく おくたまのよる 【めぞぴあのの独断と偏見による解釈と一押しポイント!!】 天空に浮かぶ月は雲間に顔を隠し。 地上には、月のようにまろい、夕顔の白い花が。 「月と夕顔」とは、千尋とハクのことでは・・・?と、思いました。 姿を雲に隠してしまった月(=手の届かないところへ行ってしまった、千尋?)を思う、地上の白い夕顔(ハク?)。 「たまのよる」という表現に、個人的につかまっている、めぞぴあのです。(^^;) 「たま」=玉、丸いもの→月とも、涙ともとれますね。 「たま」=魂とも、とれますし・・・・。 また、「たま」=珠、と解釈すれば、「たまのよる」は「宝石のように美しい夜」とのイメージも! 「よる」も、「夜」とも「寄る」とも取れませんか? 「寄る」だと解釈すれば・・・・「たまのよる」は、「ほんのときたまの、なかなかにかなわない逢瀬」などというイメージまで!? ああ、日本語の世界って深くて広い、・・・・というのを感じさせていただいた一首でした。 |